時代に争え、逆らえ。淘汰されてたまるか。
最近コロナショックのネガをどうポジに転換できるかばかりを考えているブランディングデザイナーの青栁です。いや〜〜難題だけど思考停止にはなりたくない。
oneclass2年目のチャレンジが終了
コロナショックの影響で卒業式は出席できず、oneclassで2年間一緒だった彼らに挨拶もできなかったのが心残り。でも仕方ない。
ちなみにoneclassとは、栃木県栃木市立国府南小で行われている地域連携教育プロジェクトで、外部講師の方々に他の学校では体験できない授業をしていただいています。
ちなみにこの小学校は僕の母校です。
なぜそのような活動が必要なのか。
この小学校は現在全児童が40名しかおらず、栃木市でも下から1、2番目を争う児童数が少ない小学校です。
となると、当然統廃合の話が出てきます。
統廃合が良いか悪いかは置いておいて、僕はこの統廃合に争った方が良いという決断をしました。
児童が40名しか居ませんが、その中でもこの地域から通っているのは約半数で、それ以外は学区外から通学しています。
(ちなみにこの小学校は「小規模特認校」に認定されていて、栃木市在住であれば学区外からでもこの学校に通えるという制度です)
つまりこの小学校の学区自体が過疎っていて、人が流出or減っているという状況です。
ということは、活気が無くなりまくっている地域で、そこに追い討ちをかけるように小学校まで無くなったら、地域から子供の声が無くなり、さらに過疎化が加速するでしょう。
時代の流れからするとそういう状況は当たり前だよねって話だけど、自分が住む地域が衰退していく様を傍観できるような人間じゃないし、どちらかというと地域活性的な仕事をしているので、自分が培ってきたもので何かチャレンジできたらと考え、oneclassを思いついた感じです。
時代に争え、逆らえ
僕はoneclassを小学校活性化プロジェクトではなく、地域活性まで広げようと思いました。小学校の課題を通して地域住民の方々にこの地域をどうするのかを自らに問いながら、アイデアを出し合い一緒にチャレンジするプラットフォームにしようと。
もしチャレンジし尽くした先が統廃合だったとしたら、それは享受できるかもしれません。僕らが決められるわけじゃないから享受するしかないんだけど。。。
でも多くはチャレンジすらしない。時代の流れだからと諦め享受する。
挙げ句の果てには、こうなったのは行政のせいだと言い出す。
自分たちは何もしてないのに。
僕はそうなりたくないし、死力を尽くして争いまくった先が統廃合だっとしても、そこまで住民一体となって戦った事は無駄にはならない、絶対に次に繋がるはずだと考えています。
実は既に幾度も統廃合の話は上がっていて、ギリギリで回避しているような状況です。
oneclassが防波堤として役立っているのも事実です。
とは言え、ゴールも先も見えません。そもそも地域活性に短期的なゴールなんてない。
目先の結果で一喜一憂せず、自分たちが目指す世界をつくり上げるために日々動きまくるしかないんです。
2019年度が終わり2020年度になります。
数字的な結果はどうしてもインパクトがあります。
2019年度は40名だったのが、2020年度は36名へと減少してしまいます。。。
これがめちゃくちゃ悔しい。応援してくれてる皆様に申し訳が立たない。
oneclassなんかやっても意味ないんじゃないかと無力感に苛まれる事もあります。
でも下なんか向いてる場合じゃない、統廃合の足音は毎年毎年近づいている。
できうる事を思いつく事をやり切るしかない。
次回は、2019年実際のチャレンジを描きたいと思います。
小規模校だからこそのチャレンジ。
少ないはネガではなくポジだ!を実証します!